Sunday, December 10, 2017

アメリカのゆとり世代 ザ・ミレニアルズ参上!

2週間限定のはずだったプロジェクト・マネージャーの仕事がそろそろ1ヶ月になるの。
詐欺よ。 詐欺。
2週間だって言うからやるって言ったのに!!

いやね、もともと2週間で終わるようなプロジェクトじゃなかったわけよ。
蓋を開けたらそんなのは明らかだったんだけど、
なんかね、みんな楽観的なの。
ちょろいちょろい!
朝飯前!
ってノリなの。

で、ミーティングに遅れるわ、すっぽかすわ、話聞いてないわ
で延長に延長を重ねて一ヶ月よ。

ゆとりなの?
あんたたちゆとり世代?

アメリカにもゆとり世代ってあるわよ。
ミレニアル・ジェネレーション。通称ザ・ミレニアルズ

奴らはね競争してこなかったの。
お遊戯では全員主役で、
運動会では全員が一等賞もらって、
参加することに意義がある!って
和気藹々と楽しく生きてきたみたい。

全員がそうだって言わないわよ。
ガツガツしてる子だっているのよ。

でね、ミーティングにいないから
どうしたの?今どこ?
ってメール打ったら、

えー〜 全員参加なんですか?
私は今日は行かないでいいかと思ってました〜〜
あなたの言い方がはっきりしないんですもの。

とぬかしやがった。
あれ? 
なんか私が悪い雰囲気になってる?

遅刻したらまず謝るべきじゃない?

ミーティングは1時よ。って確認したよね。
はい。って返事したよね。
メールで送ったミーティング詳細に
いきますの返事したよね?
それで参加してくれると思ってた私が間違っていたの???
びっくりよ!
むしろそれ以上に何をすればよかったの????
教えてよ!

朝にまたリマインド送るの?
15分前に呼びに行くの?
社長か!お前は!!
自分でアラームつけとけよ!

何でかなぁ こんなのばっかりいる。
あまりにも沢山だから
多勢に無勢で何だか私負けそうです。


今の世の中25%がミレニアルズらしい。
大丈夫か!アメリカ!

でね、ここでね
最近の若者は〜
なんていうつもりもないのよ。

ここで流れに逆らうような気力もなければ野心もないわけ。
その辺は私もなんだかミレニアルズに染まってきてるかもしれない。
むしろミレニアルズ風にすることにしたの。

自分から俺が!私が!って食いついてこないからさ、
全員で一緒にプロジェクトするのやめたの。
あんたはこれね。
あんたはこっちって
振り分けたわ。

これで一人一人の責任が明確になったから逃げれないわよ!!!


そう思って挑んだ今日、土曜祝日勤務の作業では

なんと!!!

上司に丸投げして逃げた奴がいる!
上司もさぁ
引き受けるなよ〜〜〜
せっかく私だって色々考えたのに〜〜
やりにくいじゃんか〜〜

向こうもね、
ちゃんと逃げずに変わりを用意したでしょ!
って誇らしげなの。

業者も30分遅刻するミレニアルズだし、
全然連絡つかなくてこっちは変な汗かいてるのに
なんかWiFiのつながりが悪くって〜
連絡できなかったんです〜
って悪気のない言い訳
WiFiじゃぁしょうがないわよねぇ
ってみんな納得してるし・・・・

ねぇ電話は???? 電話って知ってる??
WiFiいらないのよ!電話は!!!!
一本の電話さえあればよかったのよ!!!

もしかしてもうなくなったの?
電話ってすでに過去の技術?
タイプライターとかジュークボックスくらい昔話????

なんなのよ!


私の想像を遥かに超えるゆとりぶりだわ。
奴らのほうがゆとり歴長いもんね。
かなうわけないのよ。


もうミレニアルズの繁殖を防ぐことはできないのね。
共存するしかないのね。

わかった。 よくわかったわ。

だから金輪際プロジェクト・マネージャーはやらない!
奴らの子守はもうやらない!


今後奴らがどうやって物事を進めるか、
私は遠くから暖かく見守ることにするわ。

Friday, December 8, 2017

週末アーティスト 〜 己にチャレンジを課しない輩は化石となるのよ!

最近悶々とこのままでいいのか?って考えさせられる事がいっぱいあったわ。
今の仕事について18年経ちました。ちょうどいい機会だからちょっとふり返ろう。

19年前はちょうど社会人4年目くらい。
美大を出た私は絶対にどうしたってしがみついてもアートに関係する仕事をしなければいけない!
って思い込んでたのよ。
本当は手を動かして作ることが好きだったのにそれじゃお金にならないのよね。
貧乏だったなぁ
で、生活もしていかなくちゃいけないからデザインの仕事についたわ。
当時一番お金になる仕事だったから。

でも数年で何もかも変わったのよ。
パソコンブームね。
Windows 98が出たのよ。
とにかく何でもパソコンよ。
とりあえずパソコンよ。
私はいいわよ。 まだ若かったから。
あっと言う間に使えるようになったわ。
でも年配のデザイナーたちは使えないわけ。パソコン。
そうすると下っ端の私たちが先輩のデザインをデジタル化しなくちゃならないのよ。
これほどつまんない仕事はないわよ。
ひどい人はマウスも持てないから私の横にピタッとついて・・・

あ、それ右にちょっと動かして。
やっぱり上かな?
あ、違うわ、左よ!

ってな感じで
全てをやってあげなくちゃいけないのよ。
やんわりと操作方法を教えようとすると
私にはパソコンは無理よ
って逃げるし・・・

この経験から学んだことは
己にチャレンジを課しない輩は化石となる!
だな。
パソコンなんてただの道具だよ。
誰でも使えるんだよ。

で、その辺で大好きだった大学時代の先生の言葉を思い出したのよ。
3年の時に先生はご病気で退職なさってそれ以来会ってないし、
失礼ながら名前も忘れちゃったんだけど
学校卒業しても絵で生きていけるんだろうか・・・って不安だった私に言ってくれた言葉。

絵なんて週末に描けばいいんだよ。
みんな普段は普通に仕事してんだよ。
でも週末に一枚描けば年間で52枚も絵が描けるんだよ。
それ持ってギャラリーに売り込めに行けばいいんだよ。


これだな。
忘れてたわ。
普段の仕事がなんであるかにこだわる必要はない!

そう悟ったから迷わず1998年最大のブームだったパソコンに飛び込んだのよ。
社内サポートセンターでパソコントラブルの相談と修理。
そのうちシステム・エンジニアなる肩書きを手に入れたわ。

その頃の知り合いによく言われたのが
もう絵は諦めたの?
え?諦める?なんで?仕事変えたから?
そんな思想は一度も頭をよぎらなかったわ。

昼の仕事は画材を買うためよ!!

週末だけじゃなく空いた時間は全てものづくりに費やしてきたの。
夜はいろんな教室に通ってスキル磨いたりしてね。
週末アーティストとして私なりにやってきたの。

この会社で身につけた経験やスキルは無駄にはならないわ。
むしろあのまま絵ばっかり描いてたら世間知らずの井の中の蛙になってたと思うの。
会社っていう仕組みの中で面倒臭い人間関係やらクソ上司やらに揉まれて賢くなれたわ。
なんでもやってみないとわかんないって事はあるわよね。

パソコンのおかげで人並みの生活ができるし、
住む場所もあるし、
ご飯もちゃんと食べれるし、
旅行にだって行ける!
後悔はないわよ。

その間
結婚したり
出産したり
離婚したり

で思うように創作活動ができない時期もあったけど
最近子供もさほど手がかからなくなってきたから
これからの5年10年はもっと色々作っていこう。

最近とってもそう思うわ。

だって20年続いたパソコンブームが終わるんですもの。
すでに終わっているかもね。
もうパソコンはさほど壊れもしなければ人に教える必要もないわ。
支える地盤がどんどん小さくなっている今、人材もあふれているのよ。
今まであったサポセンなる仕事は廃れる時が来たのよ。
この仕事は消え去るわよ。

時代にうま〜く乗った1998年、 
2018年も新たな波に乗り移るのよ!