毎日娘の弁当を作っており
これは高校を卒業するまで続くと思われ
そのうちレパートリーがなくなるわけで・・・・
あーあーあああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・
北の国、ニューヨークから
さだまさし調でお送りしております。
お弁当って憧れてた。 今も憧れてるわ。
私の母はアメリカ人で
無論弁当など作ってもらった事がなかったわけで
見よう見まねで適当に作っていると思われ
それで出来たら誰も苦労しないわけで・・・・
あーあーあああああぁぁぁぁぁぁ・・・・・
今のアメリカじゃぁ Bento で通じるのよ。
ちょっと流行かもしれないわ。
私の子供の頃は紙袋にサンドイッチとかりんごとかをぶち込む
Brown Bag lunch が主流だったんだけど、
最近の子は弁当箱なんだよ。
アニメのおかげかなぁ・・・
時は70年代。
日本、三重県
社会人になってから日本に移り住んだ私の母は
もちろんアニメとか見てないからさ、
私の幼稚園のお弁当が思いっきりアメリカンだったわ。
パンの耳がついたままのサンドイッチ
何かのフルーツ丸ごと
人参とセロリのスティック状の物
こんな感じね。
Brown Bag lunch |
これはアメリカでは一般的な内容なのよ。
今振り返ると母には普通のランチだったのよ。
でも!!!
5歳の私にはお友達の食べるお弁当が眩しかった・・・
当然訴えるよね。
お母さん、パンじゃなくてご飯だよって
そしたら!
おにぎり作ってくれた・・・
おにぎり2個だけだった・・・
沢庵がおかずだった・・・
おにぎりの具も沢庵だった・・・・
しかも彼女の作るおにぎりは全てもれなく必ず海苔が三角の斜辺だけについています。
おにぎりの海苔ってさぁ 三角の底辺を囲むようにつけるもんじゃない?
そこを持つものだから。
コンビニとかだともう全体包んでるでしょ?
どっちかというと斜辺って唯一海苔がなくってもいい場所なのよ。
それなのに何でかなぁ
面積的にも一番少ない斜辺につけるってある意味斬新。
そんなおにぎりは他では見たことないのよ。
まず、持ち方がアクロバット
側面を持つと手が米粒だらけになります。
海苔のある斜辺を持とうにも三角の屋根のところをつまんだら
重心的にも不安定なのよ。
海苔はむしろ飾りでしかないの。
だから当然崩れます。
具への到達率すっごい早いって意味ではいいかもしれない。
パカって割れてあっという間に到達するからね。
しかもおにぎり2個並んでアルミホイルに包んであるのよ。
おにぎりってよりは握り飯
水戸黄門とかが道中で休んでる時に食べるやつ。
笹がアルミに変わっただけよ。
時代劇好きだからなぁ お母さん・・・
参考にしたのかなぁ
これはもうちょっと具体的に言わないとダメかな?
って5歳ながらに悟りました。
お母さん!箱にご飯が入ってて、ウインナーとか何かピンクなものが入ってた
と報告してみた。
ピンクなものって桜でんぶの事だったんだけどね
そんな名前だってのもずっと大人になってから知ったわけで
お友達の弁当にはハート型のでんぷが可愛く飾ってあり、
それが一般的な園児のお弁当と思われ
だが5歳の私にはちゃんと説明が出来ないわけで・・・
あーあーあああああぁぁぁ・・・・
とりあえずお弁当箱がやっと登場した。
開けたら半分は白飯だった。
ウインナーは入ってた。
ピンクなものはかまぼこだった
他のおかずはにんじんとセロリスティックだった・・・
何かなぁ ここで文句言うのも申し訳ないんです。
彼女なりに進歩してるんだけど
盛り付けっていう言葉知ってる? お母さん
彩(いろどり)って言葉もあるんだよ。
日本食には目で楽しむっていう趣(おもむき)もありまして・・・
もうちょっと細かく言わないと伝わらないのかな?
やっぱり人それぞれ育った環境とか世代とかでニュアンス変わってくるよねぇ
お母さん! ハンバーグが欲しいの。
もうストライク狙います。
遠慮しないできっぱりお願いする。
で、翌日のお弁当には
日の丸弁当さながら
白飯の上にどーんと乗ったハンバーグ。
それだけ
ソースとかケチャップ的な物もなし。
ご飯と冷凍ハンバーグを焼いたもの。
終わり。
すっごい大胆な盛り付けだった。
見た目のインパクトにかけてはクラスで一番だったと思うの
目で楽しむ要素はかなり入ってたわ。
そんな幼少時代だったわけで
何だかんだで全てがいい思い出化しており
それでも私の作るお弁当はわりと普通だと思われ
アメリカの学校に通う娘に日本の弁当を出すのは果たしてどうなのか
という事には触れず
日の丸ハンバーグ弁当は封印しており
今日もタコさんウインナーにうさぎさんリンゴなわけで・・・・
あーあーあああああぁぁぁ・・・・
あーあーあああああぁぁぁ・・・・
ここに母の握り飯を再現しておく
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