Tuesday, July 10, 2018

あの消えそうに燃えそうなワインボトルの心 ラベル知らず

8月にするワークショップで必要な道具があるのよ。

クッキーとかの生地を伸ばすために使う麺棒のようなもの。

粘土に使うから素材は木じゃなくてガラスかプラスチックがいいのよ。
粘土用の買うと一本$10とかするからもっと安く済ませたい!

で、ダイソーなんてニューヨークにはないから
何か代用できるものはないかなぁってググってたらさ、

あったわよ。

ワインボトルがいいんだって。


で、冷蔵庫から発掘してきました。 
ワインボトル。

多分そろそろ3年もの。
冷蔵庫の奥の奥、未開発の樹海の方にいるって噂で聞いてたの。

時々娘や相方から目撃情報も上がってきてて、
あの辺にいるらしいってのは知ってた。
情報は掴んでたけどあえて泳がしてたのよ。

ヤツの出番はまだだ!
もうちょっと待て!

って温めていた・・・いや、冷やしていた甲斐があってついに発掘と相成りました。

無事が確認できてよかったんだけどさ、
まずね、ラベルが消え去ってた。
色がピンクだからかろうじてロゼだってのはわかる。

それ以外の情報が全て忘れ去られてるわ。


大丈夫だろうか・・・・


そもそもなぜこの主はうちの冷蔵庫に住み着いたのか・・・

全く思い出せない。

自分で飲むように買うはずはないから
頂きものかな?
それとも来客用だったのか?

とりあえず今度はワインオープナーの捜索願を出しまして追跡開始

行方不明になってから7年経つと戸籍からも外されちゃうらしいよ。
どこにいるの?
って探してたら引き出しの奥の奥のまたこっちの樹海で発見して
おぉ 久しぶり!


で、開けるのが面倒だから相方が帰ってくるのを待つの。
普段はなんでもググって自分でやるけどたまにはか弱い女子を演じるのよ。

相方は仕事柄自分は飲まないのにボトルを開けるのはよくやるらしい。

わーい、おかえり〜〜開けて〜〜

とおねだりして開けてもらうのも女子の務めなのだ。
スコン!と開けてくれてグラスに注いでくれる。

ラベルを上に向けてつぐんだぜ〜 

みたいな豆知識を呟かせてあげるのも忘れない

だけどこの前キッチンの棚を支えてる爪のプラスチックの棒が折れて
新たに穴を開けなきゃいけない時に電動ドリルが使えなくて
結局私が全部やったのは内緒なの。


呟かせてあげるなんて痴がましいわ。私。

もっと謙虚にならなくちゃ!
電動ドリルの事を忘れてしまえば
今以上それ以上愛されるのにって玉置浩二も言ってたから
もう忘れる。

グラスに注がれた桃色の液体を光にかざして、

これもう酢になってるんじゃない?


って心配になったんだけど
これなんの罰ゲーム?
って気持ちでちょびっと飲む。

あーー まだ甘い〜
かんぱーい!

って二人ともソファで気絶して3時間後に目がさめるってお約束。
それが3週間前。


で、それ以来一向に減る様子のないこのワイン。
ボトルを8月のワークショップで使える日が来るのかどうか?!?!


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