Wednesday, November 5, 2014

ニュースを見ない選択

アメリカではケーブルなど有料サービスと契約してテレビを見ます。
アンテナを設置すれば5つくらいのチャンネルなら見れるけれど、ニューヨークだと建物にさえぎられ1つか2つのチャンネルしか見れません。

ケーブル会社がインターネットと電話のプロバイダーでもあるのでずっと当然の様に毎月払っていました。

デジタル放送に変わってからは1000以上のチャンネルが出来て朝から晩までテレビがついていました。
子供が産まれると、とにかく日本語を聞かせようと日本語放送(別料金)を垂れ流し。


そんなころテレビが壊れます。
普通ならすぐ買い換えるんだろうけどその頃の私は離婚したてでした。
余分な経費は抑えたい。安売りを探すか誰かのお古を貰うまで様子を見る事に。

そうやってテレビを見ない生活が始まります。




静かです。 


時間があります。


本を読みます。


これが思ってたよりちっとも不便じゃない。
さっさとケーブル放送は解約してインターネットのみに変更。
すでに5年以上経ちますが何の支障もありません。
もともと忙しすぎると思っていました。
ついついつけちゃうテレビをついつい見ちゃう。気がつくと数時間が経過していて慌てて家事をして寝不足の日々。
話題についていかなくちゃ!と必死で見る。
世の中の事情を知らなくちゃ!とニュースを見る。
毎週やってる連続ドラマを見るために時間が束縛される・・・

すごく疲れてたんだと気づきました。

だってどうだっていいんだもん。 
どんな芸能人がいようと何が流行っていようと私は実は知りたくなかったんだ。
毎日悲しいニュースを見て暗い気持ちになるのはもうたくさん。
溢れかえる情報に振り回されるのももういいです。


もともとスポーツ観戦は興味がありません。
どっかのスポーツチームのロゴ見せられてもそれがどのスポーツでどこの州のチームか絶対わからない自信があります。

芸能人も知りません。

イギリス皇室のなんとかさんの結婚式は当日タイムズスクエアーで放送しているのを見て初めて知りました。
すでに子供もいるらしいと弟から聞きました。

知らない事が恥ずかしいとも思わないです。
私には必要ない情報だから。
だけど知っておかなくちゃいけない情報はちゃんと入ってくるから不思議です。

知りたいことが出来たら自分でとことん調べます。

特にニュースを絶つのは私にはいいことでした。 ストレスが激減です。
世の中のネガティブな事にフォーカスを当てるテレビのニュースは漠然とした不安を植えつけます。
目の前が真っ暗になります。
絶えず教えてくれる暗い話。
誰かが必ず死ぬ毎日。

もっと明るいニュースが知りたいのに。
希望が欲しいのです。
光が見たいのです。

だから自分で探します。 あえて明るい話題を選んで読みます。
決して暗い話題を避けているのではなく、四六時中そればっかり聞いているのはよくないと思うのです。
いつやってくるか分らない恐怖におびえて生活するのはバカバカしいと思うのです。

テレビが壊れなきゃいつまでも同じ生活を続けていたと思うから壊れてくれてありがとう。

唯一見たいと思ったのがオリンピック。
その時だけケーブル契約しようかな・・・

 

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