Tuesday, July 18, 2017

ブルックリン vs クイーンズ

昨日さぁ ブルックリン行ってきたの。

最近、巷ではオサレって噂のブルックリン。
結構10年前からオサレって言われてたんだけど、
年に2回くらいしか行かないからなぁ

イマイチこのオサレ加減が私には伝わってこないのよ。

・・・ブルックリンの魅力って何だろう。


やっぱりブルックリンっていう響きじゃないかしら?
なんてったってあのベッカムの娘の名前にまで採用されたっていう実績。
だって奥さんがあのスパイスガールズですよ。
おしゃれの代表のポッシュ・スパイス
ビクトリアよ。

更に最近流行りの名前なんだって。
ブルックリンちゃん!って呼んだら
あっちゃこっちゃで返事するから。
どのブルックリンちゃん?
って聞かれるから。

沢山いすぎてキラキラ度がだいぶ下がってると思うの。
もう梅子、竹子、松子くらいの親密さ。
昔話に採用される名前になりつつあると思うのよ。


それにさ、あのさ、
地名なんだよ。

地名を人名にするってどうよ?

埼玉ちゃんとか岐阜ちゃんっていないでしょ?
おしゃれな街を採用しても
原宿ちゃんとか表参道ちゃんとかないわ。

確かに神戸はいる。 
バスケットボール選手のKobe
でもさ、コービーって読ますあたりでもうすでに神戸ではないのよ。

地名を名前にするって 時、一番最初に連想するのがさ、
あーそこで受精したのね。って事なんですよ。
両親のハネムーンの場所だったりするのよ。
ブルックリンちゃんもね、お年頃になるとその事実に気がついて
きっと恥ずかしいだろうなって私は心配なのよ。


私さ、ニューヨークでもクイーンズ在住なんですよ。
クイーンズって名前の子供にはまだあった事ない。

クイーンって言えば女王で
女王が沢山って意味でクイーンズの最後に s がついてるんだけど
女王様どころかお嬢様もいないわ。


ブルックリンにはお嬢様沢山いる。
確かにいる。
ウォール街の金持ちがいっぱい住んでる。

やっぱりこれはウォール街からの圧力なんだと思うの。
いわば町おこし。
これからは地元(ブルックリン)の評判上げていこうぜー
おー    ってな感じで。

でさ、ブルックリンって言っても結構広くってね、
ちょっとプロスペクトパークの裏側なんか迷って行っちゃった日には
古き良き恐ろしい時代のニューヨークにタイムスリップなんですよ。

年に2回くらいの訪問だと必ず迷うんですよ。
ボタニックガーデンで優雅に散歩したら広すぎてね、
右も左もわかんなくなって遭難しそうになるんですよ。
で、やばい方に足踏み入れたりしたら
バックトゥーザフューチャーなんです。
1985年へ逆戻り。

歩けばスリにすられ、
歩けばに強盗にあい、
歩けば拳銃突きつけられる80年代。

そんな命がけのブルックリンにはオサレって言葉は似合わないよね。

しかもブルックリンって海岸沿いなの。

海だよ。海。
しかもアトランティク。大西洋。
荒いのよ。波が。

だから泳いで逃げるのはまず無理。
マンハッタンへは橋しかない。
橋なんて一本道だし、見通しが良すぎてすぐ捕まるし、
危なすぎ。

で 陸沿いにクイーンズへ逃げようにも
途中に墓地やら線路やら川やら色々あって道を阻まれてるの。


逃げ場がないの!


そんなブルックリンだとやっぱりかなりの覚悟で挑まないといけないわよね。
気軽にお茶しようとか出来ないわけ。
レストランもね、もう出前でいいよね。
ショッピングとかもね、もうオンラインでいいかなぁってなるわけ。




そんなこんなでクイーンズがやっぱり一番好き。








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