Monday, April 24, 2017

洗濯バトル コインランドリーの乱 勝敗は誰!?!?!

今週も私勝ったわ! 今年は無敗よ。
勝ち続きなのよ。 

負けるものですか!

絶対に一番になるのよ。

誰よりも先に洗濯するのよ!


地下の洗濯機争奪戦の勝敗が

週末の過ごし方を大きく左右するのよ!!!
さっさと済まして遊びに行きたいのよ!

今週は旅行分もあるからいつもより多かったのに勝利しましたわ!


ニューヨークのアパートってね、基本古いの。
築100年って普通よ。
地震も戦争も災害もほとんどない湿気もないこの街では建物が壊れないの。

私の住んでいる建物だって115年くらい経ってるわ。


100年以上前ってね、洗濯機は各家庭になかったわよね。

そもそも手で洗ってたかもしれない。

もともと大量の水を各部屋から流す予定ではなかったから

パイプが細いんですって。
壁を壊してまでパイプを変えるようなリフォームはなかなかしないから
洗濯機をおかないでくださいって言われるのが普通よ。


今やアメリカではどの家にもあるであろう食器洗い機だって

ニューヨークの庶民の生活にはないわ。
私のこの両手が食器洗い機よ。

アパートの契約書に洗濯機と食器洗い機を設置したら

即追い出すって書いてあるもの。

だからニューヨーカーはコインランドリーが主流なのよ。


週末にはそれぞれ1週間分の洗い物を持ってランドリーへ出かけるの。

ランドリーへ洗っといてねぇってお願いするサービスもあるわよ。
白も黒も一緒にお湯で洗ってさらに乾燥機に入れられちゃうけどね。

そんな世間ですが、

なんと!!
うちの地下にはランドリーと乾燥機が2セットもあるのよ!!!

しかも最近アップグレードされたの。

新しい機械で性能アップ。

さらにもう25セントコイン
貯めまくらなくてもいいの!

なんとカード式よ! 最新よ!

年末までその名の通りコインランドリーだったから

今手元にある$40分の25セント玉どうしたらいいのかしら?
ってくらい貯めてたのよ。


なんか上流社会に仲間入りした気分だなぁ



今までの地下室はさ、薄暗い照明が端の方にあるだけで、

70年代以前に流行った緑がかった水色のペンキで塗られてて、
その辺のペンキが剥げ落ちて年季の入った年輪のようなペンキ層を数えたら
この建物の築年齢だって数えられちゃうんじゃないかなぁ

そしてかつての配色が全くわからないくらい

セピア色に褪せてしまった絵画にエロ落書きはもちろんあるし、

裸の天井からぶら下がってるいろんなパイプが四方八方伸びていて、

そこから無数の蜘蛛の巣が張ってて・・・

住人が引っ越した時に捨てていったであろう運動器具を

管理人が拾ってきてズラズラと並べてて、
その統一されていない器具が薄暗い灯りの元
どう見ても拷問器具にしか見えない。

さらに管理人が飼ってる鯉が泳いでる馬鹿でかいタンクがある。

藻がはると濁った水の中でごめく魚が
バラバラ死体が浮いているように錯覚さえおこすの。

そして管理人が物置にしている部屋があって

なぜかそこに管理人の年老いたお父様がよく昼寝をなさってて
洗濯をしているとそのおじいさまがいつの間にか
こっそり背後に立ってたりするからっ!!

もう叫ばずにはいられない恐怖なの!!!!


そんなマイお化け屋敷なランドリールームへの訪問者は

アップグレードされてから増えました。

私は古いままでも一向に構わないんだけど
やっぱり綺麗になったらお手軽な地下室へと人気が殺到してます。

特に週末は洗濯機争奪戦が激しいのよ。



もし誰かが洗濯中だったらどうすればいいと思う?

自分の洗濯物置いて次です!ってアピールしたって
このアパートでは関係ないわ!!

今回もね、洗濯機の横におもむろに洗濯物の詰まったカゴが置いてあるんだけどね、
洗濯機空いてるの。
カゴの主はいないのよ。

当然私が使うでしょ?

途中でカゴのお姉ちゃんがきて私がカゴ置いてたのに〜〜
っていうから、

私だって置いてたわよ!!!(嘘)


の一言で撃沈。
ゲリラ戦よ!

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