Saturday, May 6, 2017

浮世絵展示会に行く場合は事前に内容を調べないと性教育になっちゃいます  

ニューヨークのジャパンソサエティって所で
浮世絵の展示会があるって聞いてね、
行きたい!見たい! と居ても立っても居られなくなって
行って来ました。

ジャパンソサエティのイメージはお堅い所で、
そこの浮世絵だったら娘も大丈夫〜〜って
あんまり調べないで出かけました!

だってね、ジャパンソサエティってね、

ウォッシュレットがあるのよ!!!!

憧れのウォッシュレット。
アメリカではほとんどお目にかからない
暖かい便座!
用を足したらすぐ洗えるなんて
画期的!
どうしてアメリカでは流行らないのかしら??

娘もねウォッシュレットがあるなら行くって事で
手を打ったのよ。 
ウォッシュレットのために特に行きたくないのに
ついてきてくれたのよね。

ついでに終わったらアイスを買うって
約束をさせられたような気がしないでもない。


入場料払った後に、受付のお姉さんが
ちょっと待ってくださいって
会場の図面を出してきたの。
3箇所くらいにペケがついてるのよ。
赤くって大きいの。

避難訓練?
宝の隠し場所?


会場にはサインもございますし、
囲いがあるのでいきなり目に入る事はないと思いますが、
このペケがついている辺りでは多少お子様には適切でないものもございます。


とか何とか奥歯に物が挟まった言い方をするのよ。

ん?? 何?? 適切でないっって???

で、ここでやっと気がつきました。
この展示会のタイトルがさ、「第3の性 〜美しき若者」 なのよ。

あら? これはもしかして私やっちまいました?

桜も咲いてたし、そろそろ葉っぱも生えてくるしね、
季節もね、浮世絵もね春なんですよ。

ペケは春画だって。 金払う前に言ってよ〜
え?先に調べろ? どうもすみません。

ここはニューヨーク何でその辺の判断は家庭に任されるんです。
でね、まぁ一応アートだし、歴史だし、性教育だわ!
ということにして中に入ったのよね。

うちの子は一応一通りすでに知ってます。


展示会の結果はね、面白かったの!
第3の性ってのはオネエの事なんだけど、
女装っぽい綺麗なお兄ちゃん達。

絵になっちゃうと男か女か見極めるのは難しくって
頭の月代が剃ってあるかないかでわかるんですって。

パンフレットの表紙はお兄さんなのよね。



春画があるとはいえ、内容はいたって真面目で
何百年も前からすでに人は女装したり男装したり性に関しては
本当にいろいろ試しているのよね。

特に現代の人が大ぴろげにしてるわけじゃないのよ。

今のアメリカではいわゆる一般的な男女以外の人間の人権問題が危ういのよ。

今のホワイトハウスの連中は本気で違法にしたいらしいのよね。
こんな昔から男でも女でもない人たちはたくさんいたのに。

私個人はどうって事ないと思ってるの。
好きにしたらいいわ。個人の自由よ。
結婚だってすればいいと思うのよ。

だってね、地球の人口が増えすぎてるのよ。
日本は少子化だって言ってるけど、
世界の規模で見たら増えすぎよ!

その中で子供を増やす事に義務を感じる必要もないし、
一緒に居たいと思える相手が見つかったなら
それだけで十分めでたいじゃない!


でさ、娘にさ、あそこの角曲がったらエロがあるよぉ
って言ってみたら気になるんだって。
ちょっと見たいんだって。

先に私が見てね、だいぶ確信をついている絵だなって確認しました。

まぁ、いいか。遅かれ早かれこれは見ちゃうんだよ。

で、恐る恐る角を曲がった娘はね、
1秒で急いで飛び出してきた。

ママ!!!  毛が!!!
もう見れません!見てません! 見たくありません!


だそうです。
刺激的すぎだそうです。
無理に見せる事もないので
普通の綺麗なお兄ちゃんの浮世絵のみを堪能しました。


着飾ったお兄さんはもちろんの事、
一緒に描かれている季節それぞれの木々や
小動物たちも素晴らしくって
角に描かれてる小道具や
街の様子に江戸時代が掴み取れるようで
江戸フェチな私は萌えたわ。感激。

つるんとしたお顔の割には他がかなりリアルで
わざと人間はマンガチックに書いてたんだろうなぁって
改めて思ったわ。


帰り道、娘にどうだった?
って聞いてみたら


男の人のあれってさ、

カビの生えたソーセージみたいだね。



だって。
キャーーー 見たのね!見てないとか言ってたのに!!



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