Friday, February 17, 2017

髪は自分で切る 面倒だから 〜禁じられた愛は私の人生〜

昨日髪を切った。
かれこれ2年近く自分で切ってるの。

それまではさ、美容院に行ってたんだけど、これがさ、
結構嫌いなのよ。

そう、き・ら・い って言ったの。

面倒だから。


どんだけ面倒かって言ったら・・・

まずどこに行くかって選ぶのが面倒
予約するのが面倒
娘預けて時間作るのが面倒
2時間くらい座ってるのが面倒
寝そうになるのを歯を食いしばって起きてるのが面倒
美容師さんが色々聞いてくるのが面倒
世間話とか面倒
お仕事なんですか?が面倒
根掘り葉掘り個人情報聞かれるのが面倒
滅多に切らないから毎回同じ話を新しい美容師さんにするのが面倒

もう拷問としか思えない。

お金払って自ら拷問受けに行くなんて・・・ ドM?

向こうだってさ、1日に何人に同じこと聞いてんだろうって思うよね。
絶対何一つ覚えちゃいないでしょ?
実はどうでもいいでしょ?


だけどさ、髪の毛って人に切ってもらうものって先入観あってさ。
これは自分で立ち入れない聖域
やっぱり手ほどき受けて、その道を極めた人しかやっちゃいけない行為
くらい思ってた。

しばらく通ってた美容師さんはさ、無言で黙々と切る人でさ、
あたしゃそりゃもう好きだったんだよ。
名前も忘れちゃった彼。 
ある日電話したらすでに辞められた後だった。

もうスッキリさっぱり移転先への勧誘もしないくらいのあっぱれツンデレ
あ、デレが全くないわ。 ツンツンだ。

これくらい淡白な感じがちょうどいいのに
運命の人だって思ってたのに・・・ 
どこに行ってしまったの私の王子様?


さぁこれからどうしよう。

また新たに美容師探索しなくちゃいけないのか。
って考えただけで, あぁぁぁ面倒。

この時すでに腰までどどきそうなほど伸びきっちゃってて、
もう季節は夏で、暑いし、重いし、弟はダメ出しするし、
早くどうにかしなくちゃって焦ってたのよね。

だからさ、一つにまとめて肩すれすれでジョキンって切っちまった。


ここでちょっと遡っていい?  ほんの30年くらい遡らせて。

中高生の頃、美容院でさ、ヘアーカタログとか見ながら、
聖子ちゃんカットしてください! とか 中森明菜にしてください!
ってお願いしてさ、綺麗にブローしてもらうと、あら? そこそこ似てる?
なんて錯覚おこすよね。 あの美容院の鏡って白雪姫ブランド? 
私じゃなくて本人写ってる?

でさ、上機嫌で家帰って鏡みてうっとりしたり、写真とったりしてさ。
でもお風呂入ったら必ずボンジョビになるのよ。

30年前のボンジョビね。

私さ、かなりの癖毛で。そこはハーフだからしっかり巻いてんの。
だから聖子ちゃんだろうが明菜ちゃんだろうが洗ったら全部ボンジョビに変化するのよ。

あん時は時間かけて毎日くせ伸ばしてて、もう腕とかブラシ持つ側が痛くって、
なぜここだけ日本のDNA頑張ってくれなかったの?
って恨んだりもしたわ。

でさ、自分で切った後もさほど支障はないわけ。
みすぼらしかったらプロに切ってもらえばいいさ。
くらいの軽い気持ちでいたのよ。

会社いったらさ、「切ったの? いいじゃん!」
くらいの感想でみんなに結構好評。 
げ!って反応する人はいなかった。

このボンジョビは髪の毛一本一本がそれぞれ自分の意思をもって
四方八方勝手に「イッツ・マイ・ラ〜イフ!」って飛び回ってるわけ。
"I play my part and you play your game!" ってことで勝手にやるよ宣言されてるんです。
それって愛じゃなくない? you give love a bad name♬

やっと気がついたの。プロが切ろうが私が切ろうが
デフォルトはボンジョビなんだ。
あんたをコントロールしようなんて100万年早かったよ。



というわけで美容院地獄から解放されました。私は自由です。


この浮いた美容院代でチョコでも買う?







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