Thursday, March 2, 2017

10歳でも出来る 時間を守る方法

娘がね、遅刻魔なんです。
朝学校に間に合わない。
だけど当人はとにかく気にしない。 おおらか
遅れようが間に合おうがなんとも思ってないみたいなの

原因はわかってるの。 

  1. 自分を過信。 
  2. きっと出来るという根拠のない自信
  3. 時間の過ぎる感覚がどうもない

この三つね。

時間の感覚は10歳くらいから出来るらしいから、まだない。というべきね。
2分ってこれくらい、とかそんな感覚がない。
だから時計が5時になったら終わり。って言ったのに、
5時前に壊れちゃって永遠と4時55分だったとしても
あの子はまだ5時じゃない!って遊び続けるのよ。

そんなだから遅刻するな、早くしろとか

こっちがいくら言っても聞かないのよ。
ピンとこないのよね。
だからさ、しばらく放置しておいたの。

そしたらさ、 怒られたわ。 学校から。 私が!!

まぁ 当然よね。 親だもの。 

このままじゃ娘さんが中学で困ります!

って言われました。 すみません。
二日に一回の割合で遅刻してるんです。
自白します。私も遅刻魔なんです。

これじゃいけないわ!

なんとかしなくちゃ!

で、考えたのよね。私。


感覚がないんだから論理的に事実を把握してもらうしかない。


そこでまず朝やらなくてはいけないことをリストしてもらいます。

トイレ、着替え、歯磨き、髪の毛とく、メガネ、朝ごはん・・・
で、する順番に縦書きで並べます。
その右横にかかる時間を分で書くの。大体でいいからね。
実際やってみてストップウォッチで計ってもいいわよ。
当人が納得する時間を書いてね。
ちょっと余裕持たせてね。


やること
時間
トイレ
5分
歯磨き・顔洗い
5分
着替え
20分
髪の毛
10分
メガネ、アクセサリー
5分
朝ごはん
15分


彼女はこれだけだと思ってるわけ。

他には?って聞いたらきょとんとしてるのよ。

靴履いてコート着てカバンにお弁当詰めるのは?

「あーそれ2分くらい!」
「違います! 毎朝しっかり15分はかけてます!!!」
 
あーーーここだな。敗因は。自覚なかったね。

次のステップはこのかかる時間を元に家を出る時間から逆算するの。

7:45分には家を出ないといけないって決まってるから
そこから逆戻りして起きる時間を割り出します。



やること
時間
開始時刻
トイレ
5分
6:30
歯磨き・顔洗い
5分
6:35
着替え
20分
6:40
髪の毛
10分
7:00
メガネ、アクセサリー
5分
7:10
朝ごはん
15分
7:15
靴、カバン、コート
15分
7:30
家を出る

7:45


ここで大泣きです。
朝こんなに時間かかってるって自覚なかったみたい。
6時半に起きるの嫌だ〜って泣くの。
今まで7時に起きてたから間に合わないのが当然だったんだけど、
改めて数字で見て初めて自分がどうにかしないといけないと気がついたみたい。
私も無謀な戦いに挑んでいたんだなぁって気がついたわ

じゃどこ削れる?  わかんない〜〜
ご飯抜くの?  食べたい〜〜
着替え早くしたかったら夜のうちに選べば?  朝選びたい〜〜

30分くらいメソメソしたけど最後には納得できたって。
ママが朝起こしてね。
はい、それくらいはしてあげます。


仕上げに私がしなくちゃいけない時間も書き込んで
スケジュールの出来上がり!


やること
時間
開始時刻
ママ
トイレ
5分
6:30
6時起床
歯磨き・顔洗い
5分
6:35
娘チェック
着替え
20分
6:40
お弁当作り
髪の毛
10分
7:00
娘チェック
メガネ、アクセサリー
5分
7:10
朝ごはん用意
朝ごはん
15分
7:15
娘チェック
靴、カバン、コート
15分
7:30
片付け
家を出る

7:45
娘チェック

これを画用紙に大きく書いて壁に貼り付けてます。
いちいち何やってるかチェックしなくちゃいけないのが面倒なんだよな。
次は何するの?
起きて!
ぼーっとしないで!
靴下はどこ?
ブラシが見つからないってどういう事?!?!

成果ありました!今週始めてまだ遅刻なし!

そして早起きは三文の得

「ママ! 朝早くいくとね!朝ごはんもらえるの!!!」

うん、知ってた
あんたが幼稚園の時から出てたよ。
もう5年生なのに、今知ったの?・・・

で食べたんだって
家でも食べたのに



*ニューヨーク市では家で満足に食べれない都心の貧困層、忙しい共働きの家庭が多い為、全校生徒に朝食が出ます。


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