Wednesday, March 15, 2017

あの感動をもう一度! 子供に読ませたい、かつての名作の勧め方

きっと誰にでもあの本は!って語れるのが一冊はあると思うの。

私が4年生だった時に近所の塾なんだかどうだかわかんないところに通っててね。
週一でみんなで同じ本を読むというブッククラブに入ってたの。
隣のクラスではルービックキューブをみんなでいじってた。

この時初めて長編を読みました。

小さい勇士のものがたりだったかなぁ 
ミスビアンカの大冒険ってタイトルだったかなぁ
のちにディズニーで映画化されたからね。
知ってる人もいると思うの。

毎週続きを読むのが楽しみで楽しみで仕方なかった。
あんだけワクワクした事はそれ以前にはなかったと思うの。
イラストも可愛くってね。私も一緒に冒険してたわ。
私がミスビアンカだったわ。 
小さい正義の味方ってのと私と同い年くらいの女の子が出てくるってのが
ツボだったんだと思うのよね。

この本から虜になったのよ。 物語に。

娘もきっと感動するに違いない!と思ってさ、探したわ。
ないのよ。もう。増刷されてない!

図書館で待ちにまってやっと順番が回ってきて借りれました。
私の思い出の本だからさ、これは読んであげようと思ってさ、
無理やり座らせてね、
このありがたいご本を読むのだから
神妙に聞きやがれ〜〜〜
って重々しく読むわけです。 ワタクシ自ら。

全然ノってこないの。 フテ顔。

こっちもさ、だんだん読む方も演技力増すんです。
声だって高くしたり低くしたり工夫してね。
オスカー物よ。賞の一つや二つは貰えるはずよ。

唾飛ばして喉からして
どうにかして乗せてやろうとオーバーアクション。
明石家さんまが乗り移ってたと思う。
あの時の私はさんまだったわ。 
でもね、完全なる作戦ミス。 
どうもね、さんまは求められてなかったわ。
世代交代してた。 いつの間にか。
ミスキャストだったわ。 
本を読むのに笑いの師匠はいけなかった
もうちょっと日本昔ばなしあたりを目指せばよかった・・・

やっちまったなぁ 押し付けちまったなぁ

もうさ、この本はヤダって決められちゃったから
絶対聞いてくれないの。
途中で断念しました。

あとはね、映画見ちゃってた。
展開知ってた。 次どうなるか当てられてた。
完敗です。 orz


じゃぁさ、次の段階を間違わないようにするわ。
前向きなのがとりえなの私。
大人向けの本を読む時期ね。
高校生くらいでしょ?

私が中高生の時流行ってたのは赤川次郎
三毛猫ホームズシリーズとかね
あれはミステリー初心者には読みやすいわよね。
小学生だって安心よ。
必ずハッピーエンドだし、大して怖くない


当時通ってた土曜日の日本語補習校でも本の貸し出ししてたの。 
赤川は制覇したと思う。

私今でも気に入った作者は制覇する主義なんです。

だから好きになったら片っ端から読む。とりあえず読む。
評判とか内容とか気にしないで作者名だけで読む。
とりあえずそこにあったのは読んじゃった。

そこしか本はないのよ。アメリカだし。
後は友達に借りたりするけどね、もうないのよ。

だからさ、次なる作者の開拓に行くわけです。
口コミって手もあるんだろうけどさ、
目の前に本棚いっぱいの本があるわけで、
とりあえず手にとってみるんです。
表紙とかでね、どれにしようかなぁ〜ってね。

そしたら!!まぁ!! どうしましょう!!

すっごいの見つけた。
出会ってしまったの。 横溝正史大先生に。

表紙からして釘付けになっちゃったのよ。私。
般若とか鎧とか着物姿のお姉ちゃんとか
見てるだけで背筋が凍ります。

そしてタイトルから来てるよね。 
横文字ありませんから。漢字率高いです。

八つ墓村 ーひとつだけでも怖いのに八つも!
獄門島 ー地獄の入り口ですか?一度行ったら帰れなさそう
犬神家の一族 ー犬神って聞いただけで呪われそう。一族揃ってたら呪いも倍増!
悪魔の手毬唄 ー普通の手毬唄だけで十分怖いですから!!
        悪魔って付けなくても、もうずっと怖いですから!
そして
病院坂首縊りの家
もうね 病院なのに殺されるっていう矛盾。
治してもらえないよ。首縊るのよ。 くくるって読むのよ。
変換できないから。アマゾンからコピペしてきたから!


私さぁ 大人の階段登っちゃったわ。


階段なんて緩やかなもんじゃないわ。
展望台行きの特急エレベーターだったわ。
もう最上階一気に行っちゃった。

知ってる? 横溝シリーズには必ずエロが入るのよ。

なぜここで? これ必要?ってなタイミングできます。
心の準備できてませんから。
急だから! 普通はね、大体読んでたらあー来るなぁー来るなぁー
そろそろだなぁ〜ってのあるんです。

予想できないよぉ 2重にびっくりよ。
これ中高生に見せていいの?
学校図書に置いといていいの?って当時思いました。
思ったけど制覇しました。
図書カードに名前残すのためらいながら制覇しました。

古くなって廃棄するってのを貰い受けました。

ずっと後で読んだインタビューでね、
当時の出版社が大人向けのエロを入れろっていうから
仕方なしに入れたんだって言い訳言ってたわ


エロが入っていようがなかろうが、横溝正史を読まずに日本のミステリーは語れません!

まぁさ、横溝先生もそれなりに外国作品に影響されてるんだけどさ、
あのオドロオドロしい雰囲気を作りあげたのはあの人よ!!

テレビのドラマだってどれだけの作品が影響されてると思う?


というわけでずっと前から準備してるの。
刑事もんとか推理もんとか祟りもんとかのドラマ一緒に見ながら。

ママ、犯人はあの人だと思う。とか討論するのよ。

馬鹿だね、あの犯人、あれじゃ指紋残ってるよねぇ
とかさ、やたら詳しいから。

ちょっと刑事さん!死体動かしちゃダメ! 鑑識が先!
とかテレビに叫びます。

そろそろね、沼に刺さってる足とか見せようかな?

の鳴く夜は恐ろしい…ってね。



ぬえってなんだろうね。
忘れちゃったからもう一回読みます。


ぬえ想像図





 

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